女一人旅2日目【俺は、君のためにこそ死ににいく】
鹿児島2日目。
朝から大雨。午前中は天気が荒れるよう。
どうすっかなぁ。
予定では早朝から指宿に向かって砂風呂に入ることにしていました。
しかし指宿までは2時間半の移動になるため、行ってから台風の影響で臨時休館になったら辛すぎ。
しかも行ったことのない土地での挑戦はリスキー。
そして天気が悪いと眠くなるし、ホテルの窓の外が壁で、光が入らなくて目が覚めない。もっと寝ていたい。
と思っているところに家からテレビ電話。母がいなくても元気にはしゃいでいる子どもを見て、こうしちゃいられないと奮い立ち即刻出陣。
とはいえ大雨。
コンビニで傘を買って市電に乗り鹿児島中央駅まで。
料金は1回¥170
一駅でも最初から最後まで乗っても170円です。
独自のICカードがあり、suicaは使えません。小銭が必要です。
行き先か経由が違う電車が同じ停留所に停まるので、どの列で待っていればいいのか、どこが列の終わりなのかがわからないので難しかったです。
駅に着いたらバス乗り場の東16番でバスを待ちます。
風強すぎて屋根はあるけど傘を横にささないとびしょびしょです。
ここでも行き先の違うバスが停まるので乗り間違い注意です。
指宿を飛ばして向かった先は知覧にある特攻平和会館です。
ここは今回の旅のメインだったので絶対はずすことはできません。
決定稿とは時間や乗り継ぎ方などが変わってしまいますが、それほど問題はありませんでした。
家で旅程を考えていたとき何パターンもつくるのですが、色々想定していると調べたことが役に立つことがありますね。
知覧特攻平和会館までは1時間半弱バスに揺られます。
街を抜けて完全な山道を通り、山で降ろされます。
案内の看板の通りに進んでいくと
灯篭が沢山並んでいます。
これが正面です。
知覧には元々飛行訓練の学校がありましたが(上の画像はその時の校門)
戦況が悪化したことにより、沖縄戦の特攻の出撃基地となりました。
沖縄戦で特攻した1036名のうち、402名が知覧から出撃しています。
その他九州、沖縄、台湾からも出撃していますが、知覧は圧倒的に多い数です。
館内には特攻していった少年達が遺した遺品や遺書、絶筆があります。
それをひとつひとつ読んでいくと涙がこぼれてきます。
同じように泣いている人も多く、館内ではすすり泣く声が聞こえています。
自分が一人だった時は、生きてるうちに戦争が起きなければいいな~くらいだったけど、子どもが出来た今、子どものその子どものずっと先にもこんな経験をさせてはいけないと強く思うようになりました。
だからこの時代のことはずっと忘れちゃいけないんだろうなと感じます。
なんか素直すぎて子どもの書いた感想文みたいだけどね。
館内は撮影できませんが、外にもレプリカがあります。
これは三角兵舎の復元です。
隊員が出撃するまでの間宿泊していた施設です。
空襲で狙われないように屋根だけを地上に出した半地下になっています。
他にも写真は色々撮りましたが、実際に見ることを強くおすすめします。
ちなみに今回のタイトルは知覧の特攻を題材にした映画のタイトルです。
が、観てません。すみません。
明日はおふざけ日程に戻りますよ。